dokuhakinotsubo’s blog

毎日の愚痴日記

どうしてるかな

小学校の時に仲良しの子がいた。

仲が良いと言っても、親同士が仲良かっただけだけど、お互いの家に行き来したりしていた。

 

一人っ子の彼女は、目立ちたがり屋で嘘つきで「ぶりっ子」と陰で言われていることも多くて私も一緒にいたいわけじゃなかったけれど、親つながりでなんとなく3.4年生頃まで仲良くしてた。

 

ところが4年生も終わる頃のある日、彼女はクラスでも人気のある子たちを集めて何やらこそこそ盛り上がり始めた。急速に私から離れて急に無視をされてなんとなく孤独を感じた。でもこれを機に私は別の子のグループに入った。

 

いつの間にか彼女は、いわゆる一群女子グループにちやほやされるようになり、休み時間もずっと一緒に過ごしてた。私はただ遠巻きに見ていた。

 

1か月くらいたった頃だろうか?突然、一軍女子たちが朝早くに集まって、彼女の机にチョークでめちゃくちゃに悪口を描き始めた。いじめが始まったのだ。

 

誰かが「どうしたの?」と聞いた。

 

「あいつ、私たちをだましたんだよ。父親がテレビ局で働いてる、私と仲良くしたら◯◯や△△に(当時大人気だった男性アイドル)会わせてあげる。ってずーっと言ってたんだよ。アイドルに渡す手紙とかプレゼントとかも用意して。それでいよいよ会えるからって言われて、待ち合わせした場所にいったんだけどあいつ来なかったんだよ。」

 

一軍女子たちは猛烈に怒っていた。私は彼女と一年生から一緒にいたので、嘘つきには慣れっこだったので、またやったんだな、くらいにしか思わなかった。

 

いじめはすぐに担任の先生の耳に入り、一軍女子たちは何を言われたかは知らないけれど、嫌がらせをすることはなくなった。でももちろんもうグループには入れなかった。

 

彼女は他のグループに行くこともなく、結果的に孤立した。5年生でクラス替えがあり、その子と物理的に離れることができた。私も他の友達ができたりして、自然に距離ができた。

 

でもどうやら、彼女は学校に行き渋りをし始めたらしい。我が家に時々、彼女の母親からうちの母に電話があったみたいで、「どうして学校に来れなくなったか知らない?」と何度聞かれた。でも「クラスかわったからよくわからない」で通した。

 

6年生になると完全に不登校になって、中学は転校した。母は「あんなにいい子がどうしてなのかしら?」と最後まで不思議がっていた。親は子どもの世界を知らないものだ。

 

時々、彼女は今頃、どこで何をしているだろうか、と思う。