今思えば、息子には中学受験塾がぴたりと合ってしまったのだろう。授業に参加して言われた通りの家庭学習をしていけば面白いように成績があがり、ずっと上のクラスだった。だから勘違いしたんだ。
6年の夏頃から雲行きが怪しくなり、だんだん
とついていけなったけど、もう志望校も決めて今さら引き返せないと、テキストをやり込む量でカバーをし、過去問も周回してなんとか志望校に合格できた。
ところが中学に入るとマニュアル的な勉強方法では太刀打ちできない。
塾では宿題に出た演習さえこなせば点数がとれていたのに、それだけでは定期テストには足りない。
授業を聞いて、自分で考え、どのように別を計画してどう理解して身につけていくか。
それまでは塾の敷いたレールに乗り、親のサポートを借りていたのだから、勉強方法すらわからない。
でも、それに気がついて自分で試行錯誤、創意工夫をしていけばなんら問題もなかった。でも、息子は完全にやる気を失い、勉強に向き合うことができなってしまった。勉強に対して強烈な拒否反応が出ていて、親はもちろん自分でももうどうしようもない。
スポーツ選手が大会に向けて一生懸命練習するように、志望校合格に向けて一生懸命頑張る。何も間違えてないと思っていた。。熱望校に合格したのに、まさか高校進学をしない選択を考えるなんて、思いもしなかった。